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ロング缶とお得感。
2010年06月20日 (日) | 編集 |
最近のお気に入りが、たばかったなぁ!です。


え?突然何?と思ったでしょうが、いいんです。


謀ったなぁ!

って言いたいだけですから。


ポイントは『はかったなぁ!』ではなく、

あくまで、『たばかったなぁ!』なトコです。




はい、どーでもいいですね。





では話題を変えて。



家の近所のコインランドリーにたまに行くのですが(雨の日とか)


ソコにおかしい自販機があるんです。

洗濯にかかる時間は、だいたい30分くらいなので、基本的には本を読んだり電話したり~なんですが。

まぁ両替機がないこともあり、小銭をもらうついでに飲み物買うんですが・・・



おかしいのが、そこのアクエリアス!


500mlのロング缶と、350mlのショート缶があって、値段はそれぞれ130円120円。




貧乏性かつ、万年脱水症状気味のボク。

迷うことなくロング缶をポチっとな!



・・・出てきたのはショート缶。




・・・・(´Д`)?




謀ったなぁあああああ!!!!




(言いたいだけ)





・・・押し間違い・・・なのか・・・?


人間としての機能が欠落してるんじゃないかっつーぐらい、の間違いっぷり。




もう損した気分でいっぱい。





ところが。

ふとんのシーツを洗いに行った時に、アクエリアスを買ったわけです。


もちろんこんな俺でも、同じ過ちは繰り返さないです。




ロング缶めがけて・・・ポチっとな!!





・・・。






謀ったなぁぁぁぁぁああああ!!!!





出てきたのはショート缶。




つまり、最初から押し間違えてなどいなかったのだ。


これは自販機、あるいは自販機にドリンクを補充した業者が間違えていた、そう解釈できる。



ただ、問題はそれだけではない。


おつりが10円玉7枚だったことである。



ロング缶のボタンは確かに130円であるから、200円入れた今、70円出てくるのは至極当然。



しかし、出てきたのはショート缶。120円のショート缶。


つまり10円多く払いながらもショート缶を手に入れるという由々しき事態に見まわれているということ。



おのれ!

不況真っ只中、つまりは困窮の極みを抱えたこの時代の悩める青年に、なにさらしてくれてるんじゃぁあ!



謀ったなぁああ!


と、怒り心頭な俺様。


確かに、謀ったなぁを言いたいだけなのは認めよう。


怒りのせいで、文体がデスマス口調でなくなったのも、認めよう。




しかし、この敗北感だけはぬぐい切れない―――










3度目の正直。

2度あることは3度ある。


―――どっちだ、どっちなんだ。



梅雨というシーズンはおもむろにボクをコインランドリーにいざなう。

6月20日、父の日。

3度目の自販機との対峙の機会が訪れた。





前回までは、元がどうであれ、自分のせいであると断言できる。

それは、1回目の自販機との邂逅の時、押し間違いをした、と思ってしまったからである。


これは、自分ではなく、自販機を信じたということの証明である。

もし、自分を信じていたのなら、すぐに業者に電話して、取り替えてもらうことだってできたはず。

それをせず、2度目、今度は間違えないようにしようと思ってしまったのは明らかに過失。
疑えたのに疑わなかった自分の怠慢に他ならない。




2度目はその怠慢の代償、罰として、業者に電話することをあえてしないことにした。



10円ごときで電話するのが恥ずかしかったわけでは、もちろんない。







ここで、3度目の対峙である。


もちろん、他のジュースを買うという選択肢もある。

しかし、それは逃げでしかない。

アクエリアスを買う!誰でもない自分がそう決めた!



ボクが押そうと思ったのは・・・120円350mlのショート缶



130円のボタンを押したらショート缶が出てくるのが明白な今、ロング缶を手に入れるためにはあえて120円のボタンを押すことで、自販機あるいは補充業者とのこの頭脳戦に読み勝つのだ。



迷わず押せよ!押せばわかるさ!




いっけぇえええ!!







ポチっとな。






↓につづく。

★☆★☆★☆★



カタン。


閑静な住宅街に響く、静かな音を聞いてからボクは目を開けた。


軽く深呼吸をしてからフタをもちあげる。



そこにあったのは、

取り出し口でボクの手を待つ、青いからだの彼は――――――






ショート缶だった。








なんという悲しき幕切れであろうか。




自分の体が軽く震えているのがわかった。怒りから震えているのではない。

言うなれば畏怖。畏れているのだ。


120円のショート缶を買ったのだから、出てくるのは350mlのショート缶。

それは至極当たり前のことである。

しかし、この自販機あるいは補充業者は違う。こいつだけは違うと思っていた。


ボクはこの自販機あるいは補充業者を過大評価していたというのか。
というか、最初からこの自販機あるいは補充業者はあくまで正しく仕事をしていたのではないだろうか。
1度目、2度目の対峙の時、実はショート缶を押していたのではないか。ロング缶を押したつもりで隣のボタンを押したなんて、そうめずらしいことではない。押し間違えたのを、自販機あるいは補充業者になすり付けていたのではないのか。
頭の中を幾通りもの可能性が駆け巡る。


否!そんなことあるものか。


おつりは70円だった。間違いなく。手のひらに7枚の銅貨の感触がよみがえる。



では、考えられることはなにか。



恐ろしいことだが、ひとつしかない。



前回から今回の間で自販機あるいは補充業者が間違いに気づいたのだ。

正常に機能するよう改善されたのだ。



―――恥ずかしい。

自分の心が、畏怖から恥辱で一杯になっているのがわかった。


その恥辱感は自販機あるいは補充業者と張り合っていたことからくるものではない、

自分を信じすぎたことからでもない。




もっと深いところ。


あわよくば120円でロング缶を手にしてしまおうというスケベ心を見透かされたのだ。


―――恥ずかしい。




もちろん、業者に電話なんてもう出来ない。出来るわけがない。

ショート缶買ったんスけどぉ、ロング缶が出てこないんスよぉ

と言っている様なものだ。



洗濯機のゴウンゴウンという音を聞きながら、ボクが出来るのは必死に自分を擁護することだけであった。




ロング缶が120円で買える自販機だってあるじゃないか。

もっと言うならスーパーなら100円未満だぜ?

得したいと思うのは普通だろ?

だって人間だもの。







汗をかいた青いアルミ缶。そこに入ってるものをゴクゴク飲んだ。


ちくしょう、ちくしょう――――



完敗だった。



自販機あるいは補充業者、そのチームワーク、恐るべし。



畏怖から恥辱、そして諦めに心が染まっていった。


挑む相手が悪かったとは言わない。自分が阿呆だったのだ。

ただ、阿呆だったのだ







そんなことを思いながら、洗濯物を乾燥機にやや乱暴気味に入れたところで



衝撃的事実に気づく。








小銭がない













ボクは天を仰いだ。



なんてこった。







また挑まなきゃいけないのか――――アイツに








ボクは振り返った。

アイツと――静かに光るだけだったはずのアイツと、再び戦うことになるとは。






もはや心が折れていた。そう言わざるを得ない。


野口英世が印刷された紙を投入すると同時に、130円アクエリアスを押した。


何も考えない。


それが彼とのボクなりの和解のつもりだった。




でも、それも独りよがりの間違いだったのだろうか。





カタン。





4度目のショート缶との対峙だった。








悪魔め・・・



8枚の100円玉と、

前回と同じ7枚の銅貨を握り締めながらボクが搾り出すようにして出したのはその一言だった。




同時にもう逃げられないことを悟る。



ならば戦う、戦うしかない。




明日だ、明日貴様と決着をつけてやる。



今日はもう遅い。しかも日曜日。



明日、もう1度買いにきてやる!ロング缶を!!!!



貴様を改心させるのはボクの役目なんだ。












果たして、結末やいかに。



(2時間近くかけて書くような文章じゃないなw)
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